新築披露について
お披露目に招待する人について
新築披露は、家が完成し引越しが一段落したところで、建築でお世話になった人や両親、親戚、友人、知人、保証人、新築祝いをいただいた方などを招いておこないます。
一般的に工事関係者は招きませんが、親方や設計士などは招待してもよいでしょう。
お披露目の日取りについて
日取りは日曜日か休日を選び、新居の外装も見てもらえるよう、日中の明るい時間にするのが基本ですが、招待客の顔ぶれによって時間の調整を行ないます。
招待状の書き方について
当日の2週間前までに、日時、住所、電話番号、交通機関を記した招待状を送りましょう。当日は、新築祝いの品々を飾っておくのがマナーです。
おもてなしの料理について
おもてなしの料理は、ビールなどの飲み物と軽いおつまみ程度で構いません。
施主からの乾杯の挨拶の文例について
お忙しい中、新しい我が家へようこそお越しくださいました。
人が集いやすい家にしたい。それが、私たちが一番大切にしてきた思いでした。友達、ご近所の方、身内の者たち。さまざまな人々がここで出会い、いくつもの和が生まれるといいなと思います。
では、新しい和の始まりを祝って、乾杯のご唱和をお願いします。
「乾杯」
ありがとうございました。
招待客からの乾杯の挨拶の文例について
招待客からの乾杯の挨拶の文例
賢司さん、由紀子さん、ご新居の完成、ご新居の完成、おめでとうございます。今日おうかがいできるのを、とても楽しみにしていました。お招きに感謝します。
新たな生活の場として二人が選んだこの地は、大きな公園もあり、とにかく緑が多くて、子どもを育てるにも夫婦でスポーツを楽しむにも、最高の環境と言えますね。
居を移すにしたがって、人生も変わると言います。私には、この新しい地で明日から始まるであろう二人の自適な生活が、見えるような気がいたします。ここからまた、新しい人生がスタートするわけです。この場所に、そして、そこに生活するお二人とそのご家族に、幸せの場面がたくさん訪れることを、また、充実した生活が待っていることを、心から願ってやみません。
新田家の新たなスタートを、ここにお集まりの皆様とともに祝い、乾杯をしたいと思います。皆様、「おめでとう」でご唱和ください。
「おめでとう」
どうもありがとうございました。
招待客からの乾杯の挨拶の文例
一日の仕事を終えて帰れる温かい自分の家があって、ときにはそこに親しい友達を呼べるなら、これに勝る幸せはない。私はつねづねそう思っています。昭夫くんと道代さんはここに、そんな幸せの土台を築かれたのではないでしょうか。本当におめでとうございます。
さあ、乾杯しましょう。山西家の新築を心からお祝いして、
「乾杯」
したくない場合について
昔は新築祝いのお返しも兼ねて、お披露目会をしましたが、現在はお披露目会をしたくないという人も増えています。
そういった場合は、内祝いとしてお返しをすればよろしいでしょう。
内祝いのマナーについて
新築祝いのお返しは、新築披露への招待がお返しになります。
新築披露に来られない人や、新築披露をしない場合には、お祝いの半額から3分の1程度の品物を「新築内祝」として贈ります。
☆内祝いの時期について
家が完成し、引越しが一段落したタイミングでお送りします。
☆内祝いの金額の相場について
なお、新築祝いに現金を贈る場合の金額の目安は、以下のようになります。
相手と自分との関係により、若干金額が異なります。お返しの品を選ぶ際の目安になさってください。
お返しの相手・・新築祝いの金額の相場・・内祝いの金額の相場
親戚・・・1万~5万円 ←この金額の半額か3分の1
兄弟・姉妹・・・1万~5万円 ←この金額の半額か3分の1
友達・知人・・・5千~2万円 ←この金額の半額か3分の1
会社関係・・・5千~3万円 ←この金額の半額か3分の1
隣近所・・・5千~1万円 ←この金額の半額か3分の1
☆内祝いにおすすめな品物について
品物は「建物=容れ物が出来上りました」との縁起をかつぎ、物を入れる品を選ぶことが多いです。
品物:カップやポットなど
☆のしの書き方について
なお、お返しののしの書き方は以下のようになります。
水引:紅白の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「新築内祝」
表書き/姓名:上書きよりやや小さめの文字で姓のみ
☆内祝いの品物に添えるメッセージの文例について
・このたびはご丁寧に新築祝いを頂戴し、誠に有難うございました。
こちらにお出かけの際は、ぜひお立ち寄りくださいますよう改めてご案内申しあげます。
・このたびは過分なお祝いの品を頂戴し、誠に有難うございました。
温かいお心遣いに感謝の気持ちを込め、粗品を贈らせていただきます。ご笑納くださいませ。
「乾杯・献杯・中締め実例事典」より
「お金を包む 心を包む」より
「冠婚葬祭 マナーの便利帖」より
「NTT D-MAIL」より
「冠婚葬祭 つきあいとお金」より