上棟式の餅まきについて
由来やマナーについて
由来は、上棟式(建前)などで災いを払うために行われた神事である散餅の儀(もしくは散餅銭の儀)が発展的に広まったものである。神社での祭事においても餅まきは行われるようになった。
典型的な餅まきは、上棟式を終えた後、建設中の住宅の屋根などから餅をまく形式である。餅は、紙やラップフィルムでくるまれることが多い。また、紅白の餅が使用されるのが一般的である。
地域の風習について
地域によっては、餅以外にも「赤い紐を通した5円玉・50円玉」といった小銭をまくなどの独自性もある。
1980年代以降、建て売り住宅の一般化、近所づきあいの希薄化などのため上棟式自体が減少したが、餅まき自体は神社や地域の祭り(ごく一部の大学祭でも見られる)などの際に、祝い事として広く行われている。
準備するものについて
上棟式に餅まきの準備についてですが、地方によって風習が変わってきますので、工事関係者と相談してください。
上棟式の餅まきを開くにあたり準備するものは、
・五円玉や五十円玉を紙に包んだ「おひねり」
・小袋に包んだ「投げ餅」
・子供用のお菓子(駄菓子)など
5円玉や50円玉などのお金について
餅まきでは、餅以外にも「赤い紐を通した5円玉・50円玉」といった小銭をまいたりしますが、その場合のお金は「365枚」、または「365」の倍数の金額(「3650」や「7300」など)をまくことが多いようです。
費用について
餅まきの費用:1万~5万円
投げ餅の量について
上棟式でのお餅の量については、特に決まってはいません。
「365個」まくのがいいとか色々言われていますが、地域によってバラバラなので、工事関係者と相談して決めるのがよろしいでしょう。